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最新記事【2007年10月19日】

じんましんとは、皮膚の浅い層に皮疹(ブツブツや赤み)や大小様々な部分的なむくみ(膨疹)が現われ、その部分が強いかゆみを伴う症状を言います。
症状によっては、痛みや感じ方にも違いがあり、焼けるような熱さを感じたり、チクチクとしたりすることもあります。

じんましんは数分から数時間後に徐々に消えてなくなります。
しかし症状によって再発を繰り返すこともあります。発症時間の短いじんましんで、すぐに治まるようなものが急性じんましん。
一方、症状が治まらないまま痒さやしっしんが続くものを慢性じんましんと言います。

じんましんの特徴は、赤みやかゆみだけではなく、症状が激しくなると、次々に新しい膨らみが出没したり、範囲が拡大したりしていきます。
じんましんの大きさは、1~2mm程度から様々で、症状によってはじんましんが融合し、体のほとんどが覆われてしまう危険性もあります。形自体には特に意味はないのですが、円形、環状、線形、地図状などの赤みが特徴です。

じんましんだと思っていた症状が、乾燥してカサカサになったり、茶色く跡が残ったりしたら、別の病気と考える必要もあります。
じんましんが出るきっかけはこれと言った特定の物はなく、暖かい部屋から寒い所に移動した時や、逆に寒い外から暖かい部屋に入った時、また下着などの絞めつけが原因で部分的に出るものや、汗をかいて出るもの、決まった時間に出るじんましんなどもあります。

じんましんの種類は、じんましんの出るきっかけによっていくつかに区別され、魚や牛乳などを口にした時にでるじんましんは、アレルギー性じんましんと言えます。またストレスなどが原因であれば、心因性じんましんと言えます。
じんましんの対策は、どんな原因で発症するかを事前に知ることが最良方法と言えるでしょう。

原因がはっきりしていると、原因物質を避けることで、症状はでませんし、数ヶ月から数年の時間が経過すると、じんましんの過敏性は刺激に対して静まる傾向が多くあります。
一方、原因がはっきりしないじんましんの場合は、症状の出現を避けることができず、長期に渡ってじんましんが発症することもあります。じんましんの期間が長くなるにつれ、治るまでの時間もかかってしまいます。

多くの場合は、治療薬を飲んだりすることで症状は治まります。しかし飲み続ける薬を止めると、症状が元通りになってしまうこともあります。そのため、じんましんの薬は、症状がない状態の時でも長期にわたって飲み続ける必要もあります。
じんましんの発症を少しずつコントロールしていくことで、薬の量を減らすこともできるので、薬を中止できる状態になるまで、医師の指示に従ってきちんと治していきましょう。

現在では、ほとんどのじんましんを治療することが可能になっているので、気になる症状が出た場合は、専門医に見てもらうことが大事ですね。

アレルギー性じんましんについてお話したいと思います。

まずはアレルギーの仕組みです。

私達の体内に異物であるアレルゲンが入ったとき、体はそれに対抗する物質(抗体)を作って、アレルゲンを排除するよう作用します。この体の反応を、免疫反応や抗原抗体反応といいます。
この抗原抗体反応が、アレルゲンに機能すれば生体防御となります。
しかし、生体防御の範囲を超え、過剰に反応した場合にアレルギー反応を起こしてしまうのです。
例えば、花粉を吸った場合に私達の体は、花粉は悪いものであると過剰に反応し、くしゃみや鼻水が出ます。
これは花粉を追い出そうとしていることから起きるものです。
ある特定の物質を体内に摂取した時、普段とは違う状況、いろいろな病気、症状を起こす人がいます。
このような症状が出る人は、ある特定物質に対してのアレルギー体質になるわけです。

次にアレルギー性についてお話します。

アレルギー性じんましんの中で、最もよく知られているじんましんの原因が食事性アレルゲンです。
食事性アレルゲンには2種類が存在します。
じんましんを誘発するヒスタミンなどの物質が食物に入っていてアレルギー反応を引き起こす場合と、食物が直接アレルギー反応を引き起こす場合があります。

直接体にアレルギー反応を引き起こす物質が含まれる食品は、以下の通りです。

■卵
■魚類(サンマ、サバ、カニ、マグロ、エビ、貝類など)
■野菜類(トマト、ジャガイモ、キャベツなど)
■肉類(牛肉、豚肉、鶏肉など)
■乳製品(牛乳、鶏卵、チーズなど)
■穀類(小麦、大豆、ソバなど)
■果物(リンゴ、メロンなど)

ヒスタミンなどのじんましんを誘発する物質が含まれる食品は、以下の通りです。

チーズ、セロリ、タケノコ、ほうれんそう、バナナ、チョコレート、赤ワイン、食品添加物。

この中でも、食品添加物である保存料、合成着色料、酸化防止剤などは、じんましんの原因で気付きにくいものです。

これらのじんましんの抗原となる物質は、腸から吸収されます。
腸はスパイスやアルコールを摂取すると吸収が良くなり、じんましんが発生しやすい場合もあるので注意してください。
また体調にも関連し、腸に炎症がある人や、胆石、胃酸過多などの病気を持っていたりする人は、同じ食事でもじんましんを起こしやすいことがあります。

吸入性アレルゲンは、花粉、ペットの毛、綿ぼこり、ハウスダスト、カビ、細菌などを吸入した際に、口や鼻の粘膜に付着し起こります。
他に、抗生物質、アスピリン、結成製剤、サルファ剤、ペニシリンなどの服用や注射、塗布、挿入による薬剤性アレルゲンもあります。
刺咬性アレルゲンはウルシ、ムカデ、ハチ、イソギンチャクなどに刺されたりすることでアレルギーが起こります。

いずれのケースも、予防策はアレルゲンに接触しないことです。
原因が不明の場合は、皮膚科でかゆみ止めなどの薬が処方されることになるので、医師の話をきちんと聞くようにしてください。

アレルギー性の遺伝じんましんは、ごく一部を除いて遺伝することもなく、他の人にうつることもありません。
両親が牛乳や卵のアレルギーでも、その子どもがアレルギーになると確定できるものではありません。

アレルギー反応は、生活環境の中で決まっていきます。アレルギー反応は先天性ではなく後天性であるからです。

機械的じんましんについてお話したいと思います。

機械的じんましんとは、機械的な刺激を外部から受けた時に起こるじんましんです。
例えば、時計のバンドや下着のゴムによる締め付け、ベルトで押さえていたお腹、バッグを持っていた手首、アクセサリーの金属類の接触部分などに機械的じんましんができます。

この原因は、真皮の微細血管の周辺にある肥満細胞の細胞壁から、ヒスタミンという物質が刺激を受けたことで遊離されるからです。
それが毛細血管に作用すると、赤みを帯びた膨らみができます。

機械的じんましんは、他のじんましんよりも判断が簡単です。
刺激によって赤いミミズ腫れができたり、その赤くなった箇所がなかなか引かなかったりする場合は、かゆみがなくても機械的じんましんになります。じんましんは強いかゆみが特徴です。機械的じんましんは赤くはれるだけで、かゆみも痛みもほとんどありません。

ただし、機械的じんましんが発生した箇所を掻いてしまうと、症状が悪化します。
じんましんが広がり、かゆみが発生することもあります。人工的な刺激を与えることはしないようにしましょう。

機械的じんましんの判別方法には、皮膚描記法が用いられます。

皮膚描記法とは、細い硬いもので強く皮膚をこすり、圧迫します。
健康な人は、わずかに腫れ少し赤くなる程度ですが、機械的じんましんの人は真っ赤に腫れ上がります。

機械的じんましんの治療は、注射や抗ヒスタミン剤の内服などが多く、軟こうなどの塗布も併用します。
しかしこの治療は対症療法になるため、刺激があれば再度発症する場合もあるでしょう。

じんましんで共通しているのは、環境の変化や年齢などで完治することです。
機械的じんましんの治療は、しっかり医師と相談して治療に望むことが大切だと言えるでしょう。

温熱じんましんとは、温風や温水のような温かい刺激を受けた箇所にできるじんましんの事を言います。
温熱じんましんは、温熱、蚊に刺された時のような皮膚の赤味、そしてわずかな腫れが特徴で強いかゆみを伴います。
体が温まることで、皮膚に発疹が出たり、かゆみを感じたりする場合は、温熱じんましんの可能性が高いと言えるでしょう。

体温上昇により発症する温熱じんましんは、皮膚の温度が40度~50度くらいに上がります。
温かさによる体温の上昇が原因の温熱じんましんは、入浴後や暖房器具にあたった後、運動後に起こりやすいと言えます。
症状としては、はじめ肌がピリピリし徐々にかゆみが強くなることもあります。

温熱じんましんは判別することが難しいので、普段の生活を観察した上での判断が必要です。
他の原因で発症し、体が温かくなったのに温熱と勘違いするケースもあります。

じんましんができやすい体質の方がさらに掻いてしまうと、人工的な刺激を肌に与える結果になり、症状が悪化します。
かゆみが発生したり、じんましんが広がったりすることもあるので症状が現れた場合は、すぐに専門の医師に見てもらうようにしてください。

温熱が起こりやすい人は、体が温まると手、足、背中、太もも、腹部などに発疹が出たりかゆくなったりします。温熱じんましんを防ぐには温熱が発生しにくい環境を作ることが大切です。

温熱じんましんの可能性が高い症状。

■お風呂に入る度に太ももや腕がかゆい

■お風呂あがりはかゆみが増し辛い

■汗をかくとかゆくなる為にスポーツを控えている

■冬の時期にかゆくなり、コタツやストーブなどの暖房器具に近寄れない。


原因物質が温熱と判明されていれば、温熱を避けることで温熱じんましんの予防になります。
温熱じんましんの治療は、抗ヒスタミン剤の内服、注射、軟こうなどの塗布も併用します。
これは温熱じんましんの対症療法で、刺激があれば再度発症してしまいます。しかし対症療法を繰り返すことで軽減されていきます。
掛かりつけの医師と相談して、きちんとした治療に望むことが大切です。

寒冷じんましんとは、体温よりも低い物質(冷たい水や風)に触れたことで発症するじんましんのことを言います。
寒冷じんましんの特徴は皮膚の赤味、かゆみ、わずかな腫れです。
たまに出る程度で留まることもありますし、放っておいたことで症状が悪化することもあります。

寒冷じんましんの可能性が高いと言える症状は、体が冷たくなる度に皮膚がかゆくなり発疹が出現します。
寒冷による刺激は体温低下で、36度以下の物質が原因物質になりえると言えます。

素足でフローリングに触れた時に足の裏にじんましんができる、外出すると顔が腫れる、薄着をすると風に触れた皮膚が赤くなりかゆい、などが寒冷じんましんに上げられます。冷たいジュースやアイスクリームなどで、唇や口の中がかゆくなったりもします。

原因物質が寒冷と判明されているので、予防は寒冷を避けることがいいでしょう。

寒冷じんましんの治療は、注射や抗ヒスタミン剤の内服などが多く軟こうなどの塗布も併用します。
これは対症療法なので、刺激を与えてしまった場合は再度発症します。

寒冷じんましんの人が注意しなければならない点は、普段の生活の中でエアコンも原因の一つになります。
女性の方の多くは、ドライヤーを使いますがドライヤーも原因の一つになるので注意する必要があります。

多くのじんましんで共通して言えることは、年齢や環境の変化でじんましんが治る場合が多いと言うことです。
医師と相談して、しっかりと治療に望むことが最も大切だと言えるでしょう。

日光じんましんとは、外で太陽に直接当たり、その部分がかゆくなるじんましんの事を言います。
時期的には4~9月、強い太陽光線に当たる季節に起こりやすく、皮膚の赤味やかゆみ、わずかな腫れを伴います。

じんましんが出来やすい人は、太陽光線に直接当たった直後、数秒後に発症します。
10分以内にはじんましんがピークに達し、1~2時間症状が続きます。そのままで症状が悪化することもありますが、留まることもあります。
原因は直射日光によるものなので、外出の際はケアをし、保護するようにしてください。
日常生活に支障をきたす場合が多いので注意する必要があります。日光が発生しにくい環境をつくりましょう。

日光じんましんは、体に日光があたると手足、背中、太もも、腹部などに、かゆみを伴う発疹が出たりします。
日光じんましんの可能性が高い人は以下の通りです。

■部屋の中ではかゆみがないのに、外出すると発症する

■季節は春と夏が多く、紫外線の多い時期になるとかゆくなる

■プールや海などで露出した時に、かゆみと赤みがでる

■直射日光にあたった箇所の皮膚に発疹が出現し、かゆくなる

日光じんましんと一緒に現れやすい症状は以下の通りです。

■吐き気、頭痛、悪心、腹痛、下痢

この場合、注意しなければならない点は、ショック症状などを伴うことがあると言うことです。
しっかりと自分の体の変化を認識してください。

日光じんましんの治療は抗ヒスタミン剤の内服と注射などです。軟こうなどの塗布も併用します。
日光じんましんも、年齢や環境の変化で完治する場合が多いので、専門医と相談し、しっかりと治療に望むことが大切です。

コリン性じんましんとは、発汗刺激で発症するじんましんのことを言います。
運動、毎日の入浴、精神的ストレスによる発汗で起こるじんましんです。
体の変化は、皮膚の赤味とわずかな腫れ、そしてかゆみを伴います。

コリン性じんましんが出来やすい人は、歩いた時に体が少し暖まるだけで背中が急に痛くなり、その痛みが首から頭に伝わります。
その後、腰から尻へ、そして両足にもかゆみが広がり、かゆみと共に痛みを感じることもあります。

コリン性は、汗が原因で夏の暑い時期などはかなりきついと感じます。
特に外出した時に支障をきたす場合が多く、はじめは肌がピリピリし、次第にかゆみがでます。

悪化することもあれば、悪化せずにたまに出る程度で留まることもあります。

コリン性じんましんの原因と考えられているのは、汗腺を刺激するアセチルコリンという物質です。
そのため、一般的な検査は、直接アセチルコリンを注射する方法や、熱や運動負荷を与え、皮膚の反応をみる方法になります。

コリン性じんましんが起こりやすい人は、体が汗をかくと、かゆみをともなった発疹が出たりします。

発疹を防ぐためにも、汗を発生しにくい生活の環境をつくりましょう。
原因物質が汗なので、汗を避けることがじんましんの予防に繋がります。

以下の症状の人は、コリン性じんましんの可能性が高いと言えます。

■少量の汗でも、発疹が出現し、かゆみがでる。(大きさは1~2mmと小さい)

■少量の汗でもピリピリとした痛みを訴えることがある。(場合によっては、低血圧、腹痛、下痢を伴うこともある)

■腕に現れやすく、全身に発症するが手には出ない。

■じんましんの発症期間は数分~30分以内で、数時間で消えることが多い

コリン性じんましんは、10~30代の青年期に多く見られるのが特徴です。

コリン性じんましんの治療では、汗が原因なので、日常の汗に慣れることが大切です。
週1回、病院にて行う汗の減感作療法や、週2回、ジム通いなどで汗をかくことも効果が期待できます。
また、整体や香蘇散という漢方薬を勧められる場合もあります。

心因性じんましんとは、現代社会におけるストレスなどの心の病が原因で発症するじんましんのことを言います。

心因性じんましんは、ストレスを感じる度に発疹が出現します。ストレスを感じた時にかゆみが出た場合は、心因性じんましんの可能性が高いと言えるでしょう。

じんましんとは食物や物理的刺激で起こると言う認識があるために、ストレスが影響で起きていると判別するのが難しいかもしれません。
自分では自覚していないストレス状態、家庭や職場での環境の変化を境に、じんましんが現れるようになります。

じんましんはそのままの状態で、症状が悪化することもあります。逆にたまに出る程度で留まることもあります。

心因性じんましんは、精神的なショックを体験したり、急激な環境の変化などで不安になったりと、対処していく力が及ばずに不安や抑うつ、無気力、そして引きこもりといったような精神的症状の時に起こりやすいと言われています。

心因性の症状は、躁うつ病、神経症、心身症に分類されます。

心身症に分類される症状は以下の通りです。

■ヒステリー、ストレス、てんかん、自律神経失調症など

心身症は精神的な面で影響され、情緒不安定な人や内向的な人に起こりやすいので、心と体の両面から治療することが必要と言えるでしょう。ストレスに関係する心因性じんましんは、一定の限度を超えると様々な病気の原因になります。

じんましんの他に、体の異常が見つからない場合は、過度のストレスに対する体からの信号と受け止めるようにしましょう。
心因性じんましんの治療は、一般的なじんましんの治療とは少し違ってきます。
精神的負担を軽減させ、ストレスをなくす治療が主になるでしょう。
配偶者の死や離婚、夫婦別居生活、入学や卒業、退職、クリスマスなどのイベントもストレスに感じてしまうのです。

専門の医師と相談して、しっかりと治療に望むことが大切です。

じんましんのはじまりは、かゆみと赤いぶつぶつの症状が現れます。
じんましんの多くは、かゆみを伴い、赤みがかったみみずばれや、蚊に刺されたようなふくらみ、部分的に大小様々な皮疹が現われます

じんましんの症状には、強いかゆみを感じる場合と、かゆみをあまり感じない場合があります。
焼けるような熱さやチクチクとした痛みを感じることもあります。

じんましんのほとんどは、数分から数時間後に消えてなくなります。
しかし、再発を繰り返すこともあるので自分の症状をきちんと覚えておく必要があります。

■発症時間の短いじんましん
急性じんましん

■いつまでも続くじんましん
慢性じんましん


じんましんの中の形状じんましんについて。

形状じんましんは、出来物が増えたり、時間が経つにつれて大きくなったり、癒合して形が変わったりします。
手でかいてしまうと、かゆさが増し、赤い範囲が広がっていきます。

じんましんの特徴。

じんましんは、かゆみや赤みだけではなく、症状が激しい場合には、範囲も拡大し次々と新しい膨らみが出没します。
じんましんの大きさは、1~2mm程度から手の大きさぐらいと様々で、点状のような小さいものと、大きいものがあります。
じんましんが融合して出来るものは、体のほとんどが覆われてしまう危険性もあります。
また、じんましんの原因で症状が変わることもあります。

じんましんの発症箇所。

じんましんが出来やすい箇所は、太もも、股、おしり、乳房周辺、腹部です。
しかし頭皮、背中、手の甲、足など、体のいたるところにじんましんが発症します。
隠れた箇所にもじんましんが発症し、唇、口の中、のど、胃腸、気道にもできます。

症状はかゆいだけでなく、声がれ、呼吸困難、腹痛、胃腸障害、呼吸障害なども引き起こします。

場合によっては目にできるケースもあります。目の粘膜にできるじんましんは大きくなりやすく、目がふさがってしまう場合もあります。唇にできるじんましんは夏に発症することが多いでしょう。

じんましんによって出来る斑とは、まだらやぶちのことです。皮膚の症状は、皮膚の表面の色が変化します。

斑は、1つではなく症状により複数同時に発生することもあります。また、斑は色によって分類されます。

紅斑(こうはん)とは赤くなっている斑のことを言います。
指で強く押すと一時的に消え、再度赤くなります。これは一過性の血管拡張によって起こるものです。

紫斑(しはん)とは紫色の、斑のことを言います。出血によって起こるもので、紫斑は指で強く押しても消えません。

白斑(はくはん)とはメラニン色素が減少して起きます。正常の皮膚よりも白い部分を指します。
白斑の原因は、メラニン色素の出血や増加による色素沈着が挙げられます。


じんましんによって出来る水疱(すいほう)とは、皮膚が水分を含み、盛り上がった状態を指します。
透明に盛り上がる水ぶくれです。水疱は軽いやけどなどでもよく見られます。
大きさは様々で、米粒大のものから卵くらいまでと違います。水疱は、水疱疹や水ぶくれともいいます。

膿疱と丘疹についてもお話したいと思います。

膿疱とは、水疱と一緒で、皮膚が水分を含み盛り上がった状態に、膿(うみ)が溜まったものを指します。
手の平や足の裏に出来ることが多く、ひどい場合は手首、足首にも広がります。
水虫のようなものができたり、小さい豆状の小ぶくれや赤い点々ができたりすることもあります。
このような水ぶくれを膿疱症といいます。
膿疱症は2~3週間で自然と治りますが、再び繰り返す恐れがあります。


丘疹(きゅうしん)とは皮膚が膨らんで小さく盛り上がった部分を指します。
丘疹の多くは赤みを帯び、中には白っぽくなることもあります。
ひっかくと表面の皮膚が破れ、水が出ます。
結節(けっせつ)は丘疹よりも大きく、硬く比較的大きな盛り上がりです。

じんましんで出来る腫瘤や膨疹についてお話したいと思います。

腫瘤(しゅりゅう)とは、皮膚が膨らんで盛り上がった部分を指し、腫瘍が原因となります。
こぶやはれもののことを言い、できもののことを指します。

腫瘍とは、体の一部の細胞や組織が、病的に増殖したものを言います。
ほとんどの場合は、増殖した細胞が腫れ物を作り出します。ただし白血病の場合は腫れることはありません。
腫瘤は基本的に、結節、丘疹よりも大きいのが特徴です。

また、腫瘤は腫瘍と間違われやすいと言われています。
腫瘍の中身は細胞質で細胞が詰まっている物で、悪性なら癌、良性の場合は良性腫瘍となります。

膨疹(ぼうしん)とは皮膚がやや盛り上がった状態になり、薄いピンク色になります。
真皮の上層にしか発生しないのが特徴で、盛り上がった部分は柔らかく、短時間消えてしまいます。
膨疹は、学術的には一過性の浮腫、真皮上層の限局性と定義されています。

びらんとは、膿疱や水疱からよく起こる症状で、皮膚や粘膜の上層の細胞が剥離し、ただれた、じくじくとしたものを指します。

他にびらんと呼べるのは、水ぶくれが潰れ、赤い皮膚が露出することも含まれます。
胃の内部びらんは、胃壁(胃の内側)がはがれることをいい、子宮膣部びらんは、ホルモンの影響などで、膣の奥や、子宮の入り口辺りの赤い粘膜が、膣部表面にはみ出し、その部分がただれたように見える状態を呼びます。
口角びらんは、口を大きく開けると出血したり痛んだりする症状を指し、唇の角の部分に割れ目ができます。
機械的な刺激や細菌の感染で起こりますが、全身疾患の一部として症状が出てくる場合もあります。

このように、びらんは、皮膚がただれて剥がれ落ちる状態のことを指します。

湿疹とは、はじめは軽い炎症がかゆみや痛みを感じ赤く腫れる程度ですが、次第に腫れた表面が不均一になり、細菌が感染して化膿する場合もあります。

湿疹の原因や症状について

■脂漏性湿疹とは、皮脂の分解による湿疹のことを言います。
脂の分泌の多い場所は、頭、髪の毛の生え際、小鼻のわき、眉毛、手、腿のつけ根、脇などに境目の明確な赤い面ができます。

■手湿疹とは、洗剤などをよく使用する主婦に多く、指先を中心に発症します。

■太った人にできやすい湿疹は摩擦疹で、この症状は女性の乳房の下など、皮膚がこすれる場所に多発します。

■皮脂欠乏性湿疹は、脂漏性湿疹とは逆に、皮脂が少なすぎるために起こる症状を言います。


湿疹はかゆみを伴い、その赤い面の皮が細かくむけます。
黄色がかった厚いかさぶたが出来ることもあります。

脂漏性湿疹は大人にも発症しますが、赤ちゃんに多い症状です。
赤ちゃんの皮膚は、皮膚の分泌が盛んで、お母さんの胎内にいたときの女性ホルモンの影響を受けています。
そのために、黄色いかさぶたのような湿疹が、頭や髪の毛の生え際にできることがあります。
湿疹はフケのように見えることもあります。脂肪成分の為、お湯だけで落ちないので、石鹸でマッサージするように洗って下さい。
毎日ふやかすようにして行くことで、少しずつ落とすことが出来ます。
大抵はきれいになりますが、せっけんは充分に洗い流すように注意してください。また石鹸は低刺激な石鹸を選ぶようにしてください。

軽い湿疹の場合は、湿疹に効果のあるクリームが市販されているので、治療も可能です。
重度の湿疹の場合は、慢性化しない為にも、専門医に診てもらいましょう。

湿疹はじんましんと似ています。
湿疹はじんましんと同じように、はじめは赤くなりますが、次第に黄色いかさぶたが出来ます。

また、慢性じんましんはそれほど強いかゆみはありませんが、湿疹は慢性化してもかゆみが残りやすくなります。
湿疹でも、じんましんの場合でも、原因を調べ、専門医に診てもらうことが大切です。


にきびは、毛穴に角質や皮脂がつまってはじめ大きくふくらみます。

白にきびは、毛穴の出口に脂が貯まって出来ます。
毛穴がふさがり出口がない角栓と皮脂によって、徐々に毛穴が肥大し表皮を盛り上がらせます。

黒にきびとは、毛穴が詰まった後に毛穴が開き、酸化したものを言います。

赤にきびとは、赤く腫れたもので、常在している菌が関係しています。

黄にきびとは、にきびが炎症し続け、真皮内に膿が溜まった状態を言います。


どのにきびも一時的な症状ですが、適切に正しい治療をしないと、跡が残ってしまいます。

にきびには2つの主な原因があり、一つは男性ホルモンなどの働きが大きく影響します。皮脂腺からの脂の分泌が盛んになることでにきびができます。もう一つは、毛穴の出口が硬くなり、常在するアクネ桿菌が関係しています。

にきびができる場所は、顔、胸、首筋、背中などに多く見られ、手の甲や足の裏に、にきびは一切できません。
この原因は、にきびができやすい脂線が集中しているか、いないかです。

年齢に関係なく、にきびができる条件がそろえば、にきびは発症します。
10代に多く発症しますが、20代からでも40代でもにきびはできます。
思春期から20代によくみられる理由は、皮脂の分泌が盛んになり、男性ホルモンの分泌が増加するためです。

にきびの予防は、こまめに脂分を取り除くこと、しっかりと洗顔することが大切です。
治療は、外用薬でクンメルフェルド液が広く使われ、内服剤では、抗生物質が主に使われています。

■にきびとじんましんの違い

にきびとじんましんが似ているのは、赤みが帯びて、ふくらむ症状です。

にきびは顔から首にかけて広がり、背中にもできます。
背中にできるにきびは、背中にきびと呼び、専門的な治療が必要となります。
じんましんと似ている所は、じんましんの形が多種多様あので、にきびのようなブツブツに見える為です。

にきびはじんましんと比べ、進行速度が遅く、じんましんは痛みやかゆみが出ます。
にきびには、かゆみが出ることはほとんどありません。

また、にきびは柔らかく、膨らみに脂がつまっているため、つぶすと皮脂が現れます。

アトピー性皮膚炎とは、皮膚炎のじんましん、アトピー型気管支喘息、アレルギー性鼻炎などを起こしやすい、かゆみが生じる慢性の皮膚疾患のことをいいます。アレルギー体質の上に、外部刺激が加わって起こるものです。

5歳まで、患者の約80%が発症します。アトピー性皮膚炎は、学童期に自然治癒することが多いとされていますが、近年、成人してから発症する例も増加しています。

アトピー性皮膚炎の特徴。

■繰り返しかゆみを伴う発疹が出現します。

■顔や首、ひじやひざのくぼみに発疹が現れやすく、全身に広がることもあります。

■アトピー性皮膚炎の症状は、多くが幼児期に現れます。

■遺伝的な要素も関係しています。

■アレルギー性鼻炎、アトピー型気管支喘息、皮膚炎のじんましんなどにかかりやすいとされています。

■赤くなった皮膚をなぞると、後が白くなります。

■強いかゆみを伴い、乾燥して表面が白い粉を吹いたようになります。


じんましんとアトピー性皮膚炎が似ているのは、赤みが帯びて、ブツブツができ、発症箇所を問わない所です。
発症中かゆみがひどく、眠れないこともあります。年齢を重ねることで、改善されることが多いですが、アトピー性皮膚炎の専門的な治療が大切です。

アトピー性皮膚炎の診断は、今までの経過、皮膚の症状、家族歴、血液検査で診断します。

アトピー性皮膚炎の発症箇所は、じんましんと似ていて関節周りにできやすいとされています。
また、皮膚の症状を悪化させている原因物質もじんましんと同じようにあるのです。

アトピー性皮膚炎は、各種刺激物質により全身に広がる可能性があります。特徴は、皮膚のきめが荒く、ゴワゴワした状態になり、肌が乾燥することが症状によく見られます。アトピー性皮膚炎は、じんましんとは少し異なる症状になります。

アトピー性皮膚炎は、じんましんと区別がつきづらいので、医師と相談しきちんと治療に望むことが大切です。

コリン性じんましんは、発汗刺激で発症するじんましんなので、頭部にもじんましんができます。

運動、入浴、ストレスによる発汗で起こるじんましんは、かゆみ、皮膚の赤味、わずかな腫れを伴います。
じんましんができやすい人は、体が暖まるだけで背中が急に痛くなり、首から頭に伝わり全身に広がります

じんましんの他に、頭部にできる皮膚疾患は、どのような症状があるのでしょうか。

■頭部にできる皮膚疾患 円形脱毛症

円形脱毛症の発生箇所は、頭部の頭皮部分になります。
この症状は、毛髪が円形に抜け落ちます。軽症なものは10円玉1つ分程度で、2ヶ月程で治癒します。
円形脱毛症はじんましんと違って、痛みやかゆみがないため、自分では気づきにくい症状です。

円形の原因は、甲状腺などのホルモン異常、自律神経不安定、アレルギーなどがあります。
しかし円形脱毛症は、自己免疫疾患が一番の原因とされています。毛乳頭にある毛母細胞をリンパ球が攻撃することで、髪が抜け落ちてしまうのです。攻撃の原因に、現代社会のストレスが関係しているといわれています。

■頭部にできる皮膚疾患はげ(脱毛症)

脱毛症の発生箇所は、髪の毛です。はげも原因によって、種別することができ、老人性脱毛症は、毛根の老化によって、毛が抜け落ちることをいいます。人間が避けることのできない老化現象の一つです。男性型脱毛症(若はげ)は、頭頂部から前頭部にかけて髪の毛が細く、柔らかくなって抜け落ちます。若い男性に多い症状です。
粃糠性脱毛症とは、ふけが原因で毛穴が詰まり脱毛します。病的なものでなければ、洗髪しないのが原因なので、清潔にすることで改善されます。ふけとは、頭の皮膚の角質層が自然にはがれ落ちたものを言います。
ただし、髪の生えぎわが赤くなったり、ふけが急に多くなったりした場合、頭部白癬や乾癬の疑いもあります。
専門医の診察を受けるようにしてください。
洗髪回数は、1日1回、または1日おきが適当です。洗いすぎは逆効果なので、注意してください。

じんましんには、様々な種類がありますが、色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)の症状についてお話したいと思います。
色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)とは、褐色調の色素斑です。
擦ると皮膚は赤くみみず腫れを起こし痒さを伴います。

色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)の治療は、幼児型の場合、成年までに治癒する場合が多くなります。
成人型は難治性になります。原因は不明ですが、虫刺さされのアレルギー、母斑説、腫瘍の一つ、薬剤アレルギー、新陳代謝障害説などがあります色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)が出来る場所は、主に頚部、胸部、背部、腹部で、爪甲大までの結節(しこり)や褐色斑が多発します。特徴は、急にかゆみが発生し膨疹(みみずばれ)ができます。また、骨の異常やリンパ腺の腫れ、肝臓、脾臓の腫れを伴うことがあります。
摩擦や入浴をしたことで、膨疹、悪心、かゆみ、嘔吐、呼吸困難、頭痛、腹痛、けいれん、意識喪失、ショック症状などが現れることがあるので注意が必要です。

普通のじんましんと違うところは、色素性蕁麻疹(しきそせいじんましん)は決まった場所で繰り返します。
症状も個人差があり、全身に数個の症状の人もいれば、無数に存在する人もいます。
診断確定には生検が必要です。生検とは、皮膚を一部切除して病理検査をすることを言います。治療は普通のじんましんと同じ治療になります。 専門の皮膚科できちんとした治療を受け、自分の症状を知り、じんましんを治して行くことが大切です。

じんましんの合併症についてお話したいとおもいます。
じんましんの合併症には、血管神経性浮腫が挙げられます。

血管神経性浮腫とは、皮下組織、皮膚の真皮深層、粘膜下組織に生ずるむくみです。
クインケ浮腫とも言われ、じんましんと合併して出現することが多いとされています。

血管神経性浮腫は発生頻度の高い症状で、じんましん患者の半数近くにみられると言われています。年齢は男性、女性の30~40代に多いと言われ、気道に生じた場合、生命に危険を及ぼす呼吸困難になることもあります。

血管神経性浮腫の主な症状は、まぶたや唇などに、直径数センチのむくみがふいに現れます。
数時間から、長くても3日ほどでむくみは消えますが、血管神経性浮腫は再発を繰り返します。

通常はかゆみや痛みなどはなく、表面には張りがあり、押さえても引っ込まず、数は1度に数個程度です。
むくみの出る場所は、胃や喉の粘膜がむくむこともあり一定ではありません。

胃の場合は、腹痛や嘔吐、下痢などを起こすことがあります。
のどの場合は呼吸困難を起こすことがあり危険です。

原因は、なぜ起こるのか、詳しいことはわかっていませんが、血管神経の異常が原因とされています。

治療法は、変調療法といって、自律神経の働きが関与している場合、自律神経を調整する治療を行います。
減感作療法は、アレルギーが関与していると思われる場合に行い、アレルギーの元になっているものに、からだを少しずつ慣らしていく治療法です。

じんましんの一般的な治療法は、抗ヒスタミン剤を内服する治療になります。
原因不明のじんましんの時でも、専門医と相談して抗ヒスタミン剤を使用することになります。

■抗ヒスタミン薬とは

抗ヒスタミン薬とは、じんましんの原因物質、ヒスタミンを出しにくくします。そして血管に行き届かないように、出てきたヒスタミンも抑止する薬です。

ヒスタミンは血管を拡げて皮膚が赤くなります。
血管から水分がでてきて軽い腫れ、かゆみを伴い、じんましんが起こります。皮膚にアレルゲンが侵入した場合は、ヒスタミンが過剰に分泌します。そのため、じんましんの治療では抗ヒスタミン剤の注射や内服などが多くなります。

原因がわかるじんましんの治療は比較的簡単ですが、多くのじんましんの特定が困難で認識しないままであることが現状です。
食べたり触ったりしたことで刺激を受け、何度も症状が出てしまう慢性じんましん。
慢性じんましんの治療も抗ヒスタミン剤の服用が主になります。慢性じんましんの治療は抗ヒスタミン剤で症状を抑え、その間に原因となる刺激を特定します。

急性じんましんは治療期間も短く済みますが、慢性じんましんは、数ヶ月から数年単位で、同じ治療法を続けることがあります。

治療の効果をアップさせるためには、抗ヒスタミン剤の治療だけでなく、日常生活の摂生に努めることも大切なことです。

治療に関しては生活リズムを急激に変えないこと。激しい運動でじんましんが発生する場合は、激しい運動を避けます。
皮膚の清潔を心掛け、じんましんの部分はかかずに、薬でかゆみを抑えるようにします。
専門医に指示された投薬療法にきちんと従って下さい。


急なじんましんの手当てについて。

じんましんは猛烈なかゆみと発疹を伴います。これをかいてしまうと症状も悪化するので、氷などで患部を冷やして下さい。
かゆみは楽になります。そして症状が落ち着くかどうか経過をみます。そのまま改善するようでしたら、放置しても大丈夫です。
じんましんは市販の薬の塗布でも改善効果が見られることもあります。

しかしじんましんのタイプによっては、冷やしてはいけないタイプの寒冷じんましんもあります。
症状がひかない場合は、他の病気の可能性も視野に入れ病院へ行くことをお勧めします。

アレルギー性じんましんの治療は、脱感作療法という治療があります。(アレルゲンが特定しているじんましんの治療)
この脱感作療法とは、アレルゲンを皮膚内に少量ずつ注射する方法です。アレルギー反応を和らげていくことになります。

他にもアレルギー体質を改善する方法で、温冷交代浴があります。(サウナと冷水を交互に繰り返し、神経に刺激を与える方法)
そして体質改善食事療法は、豊富な栄養素の玄米食を摂る方法です。

じんましん治療は、対処法が明確に異なるわけではなく、逆に必ず治るというわけでもありません。
いろいろな方法を試してみる必要もあります。

じんましんの症状によっては完治しないケースもあります。
この場合は、上手に症状と付き合っていくことが大切なこととなります。
早くじんましんを直すためにも、専門医に相談し、薬で治療を続け生活習慣に気を配ることが大切と言えるでしょう。

じんましんの薬には様々な種類があり、症状によって選ぶポイントがあります。

■じんましんの薬 カプセル剤
医薬品を顆粒や粉末、液状などにして、カプセルに入れた内服薬。
カプセルは厚さや材質などによって、薬が最も効果を上げる場所で溶けるようになっています。

■じんましんの薬 錠剤
薬を圧縮して、一定の形に作った内服薬。トローチなどもこの仲間です。

■じんましんの薬 顆粒剤
薬を粒状にした内服薬です。顆粒の大きさはいろいろあります。

■じんましんの薬 細粒剤
粉薬と言われています。薬を粉末状にした内服薬。

■じんましんの薬 クリーム剤
クリーム型の外用薬で、しみるなどの副作用が少なく、浸透性と使用感が良い薬です。
すべてのじんましんのタイプにほぼ対応ができます。

■じんましんの薬 軟膏
半固形の外用薬。多少ベタつきがあります。クリームより浸透性はやや落ちますが、刺激が少なく、ひび割れや乾燥、ただれなどに適しています。

■じんましんの薬 液剤
液体の外用薬。使用感がスッキリしていて、すぐ乾きます。傷になっているじんましんには、しみることもあります。

■じんましんの薬 リニメント剤
液状や泥状の外用薬。患部に、へらなどで伸ばしてつけます

■じんましんの薬 エキス剤
生薬などから浸出された薬効成分が濃縮されて作られています。内服薬と外用薬の両方のタイプがあります。

■じんましんの薬 シロップ剤
のどの通りをよく飲みやすくした内服薬。白糖の溶液や、その他の糖類、甘味剤が加えてあります。
液状のものはシロップと言い、粒状の物はドライシロップと言います。

■じんましんの薬 ローション剤
ルッとした感触が特徴の薬です。水性液の中に薬を均等に分散させた液剤です。

■じんましんの薬 スプレー
外用薬で、液体を霧状に飛ばします。冷却効果でかゆみを抑えるものなどがあります。


じんましんに漢方薬が効く理由についてお話したいと思います。
皮膚は、肺、腎臓、肝臓、心臓などの内臓に比べ、生命維持の重要度は高くありません。
そのために、内蔵に比べると、皮膚は不健康の症状が現れやすいのです。

その不健康の症状のひとつに、じんましんがあります。

不健康なために発生したじんましんを治療するには、まず、はじめに不健康を治す必要があります
漢方薬が有効な理由としては、皮膚に直接効果を求めるのではなく不健康を改善していく力が漢方薬にはあるからです。

西洋医学とでは、急性じんましんや慢性じんましんの場合、薬に使われるのは、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬になります。
重度のじんましんの場合は、ステロイド薬の内服や点滴などを行います。

アレルギー性の疾患に対して、漢方治療は、基礎的な体質を整える目的で使用します。
じんましんは精神的影響の場合が多いので、総合的な治療をする漢方薬は、適した治療法ともいえます。

かゆみが激しいときは、抗ヒスタミン剤を併用しますが、漢方単独でも効果が期待できます。

漢方薬の症状別の効能は以下の通りです。

■かゆみを止める生薬
石膏(せっこう)
山梔子(さんしし)

■体質改善として補気作用(体力をつける)のある生薬
黄耆(おうぎ)
人参(にんじん)
大棗(たいそう)
甘草(かんぞう)


精神的なストレスを抑える生薬は以下の通りです。

■柴胡(さいこ)
■竜骨(りゅうこつ)
■牡蛎(ぼれい)


漢方薬が持つメリットは、良くなった後に薬を飲むのをやめても症状が悪くならない所にあります。
漢方は、体の病気治癒力を利用する為に、皮膚だけでなく内面から健康な肌を手に入れることが出来ます。

漢方薬は健康保険の適用が受けられますが、きちんとした医師の判断が必要でもあります。
間違った知識は、漢方薬を服用してもじんましんが改善されず、悪化する場合もあるので、勝手な判断はしないようにしましょう。

漢方薬は、複数の生薬を組み合わせて処方します。漢方は副作用が出た場合、診断ミスか投薬ミスとみなされています。

じんましんの予防は、じんましんの経験から判断することが出来ます。自分のじんましんが、いつどこで、どんな原因で発症するかを知ることが予防の最良の対策になります。

そのためにも皮膚科の専門医の診察を受けることをお勧めします。
丁寧に調べてもらうことで、原因が判明すれば、その原因を避けることでじんましんを防ぐことができます。

アレルギー性じんましんの場合は、原因物質を避けることが一番の予防と言えるでしょう。
花粉がアレルギーの原因であれば、マスクをすることで防ぐことが出来ます。
動物の毛が原因であれば、ペットを飼わないようにしましょう。

温熱じんましんの場合は、入浴の際はぬるま湯につかるようにします。
入浴剤はかぶれる可能性があるので、医師に相談してください。コタツなども避けるようにしましょう。

寒冷じんましんの場合は、冷たいものを食べないように心がけて下さい。プールなども避けるようにしてください。

他のじんましんも、原因物質を避けることが、予防法として効果的です。
(じんましんの種類だけではなく、環境、体質にも個人差があります)

全てのじんましんの共通の予防法は基本的な健康対策が挙げられます。

■生活リズムを整える。

■体調が悪いとじんましんが起こりやすくなるので、疲労、睡眠不足は避けるようにします。
特に夕方に起こるじんましんの場合、寝不足、疲労が考えられます。

■飲暴食を避け、便通を整えましょう。
便秘、下痢などの胃腸障害を起さないように心がけて下さい。腸内環境正常化は皮膚の代謝を促します。
これは腸がじんましんの原因を体内に吸収する時に、微細な傷を作らないようにする為です。

■特定された食事のみを避け、アレルギー性の食べ物、ヒスタミンを多く含有した食品を制限します。
ただし、食べ物に神経質になり過ぎるとストレスが溜まります。

■皮膚への圧迫を避けてください。
皮膚の同じ箇所が長時間刺激を受け続けると、じんましんの原因になります。
金属が原因でじんましんが出る場合もあるので、衣類の金具も気をつけて下さい。

■入浴はじんましんに効果的のように思われますが、じんましんが発症しやすい環境です。
体が温まって起きる温熱じんましん、発汗によるコリン性じんましん、湯冷めによる寒冷じんましんがあります。
そして皮膚をこすりすぎると血管を拡張させてしまい機械的じんましんにも繋がります。

■発汗によるコリン性じんましんは、汗をかくことを制限しなければなりません。
風呂や就寝中でも気を配る必要があります。

じんましんの予防は、ストレスを溜め込まず、精神の安定に保つようにしましょう。
精神的負荷は様々な体の異変を引き起こし、じんましんにもよくありません。

妊娠中のじんましんの薬についてお話します。
妊娠早期の内服、抗ヒスタミン剤(抗アレルギー剤を含む)は注意が必要となります。
妊娠中であれば、抗ヒスタミン剤などの内服は避けるようにしてください。
どうしても内服が必要な場合もありますが、医師と十分相談するようにしてください。比較的安全だろうと言われているお薬は、 マレイン酸クロルフェニラミンです。

■質問 じんましんの薬、妊娠時服用して大丈夫?

私は以前から、じんましんで困っています。初期は食べ物で急性じんましんにかかりました。
その後も年2回はじんましんの症状が出ていたので、皮膚科の薬を飲み回復しました。
しかし3、4年前から慢性的にじんましんが出るようになりました。通院して1、2年間は薬を飲みましたが、完治していません。
妊娠した場合は、薬を続けても大丈夫でしょうか。


■回答
慢性じんましんは、体中の皮膚が虫刺さされのように、腫れて、1カ月以上かゆい症状が続く場合をいいます
慢性じんましんの方の80%が、一般的な検査をしても異常がないとされ、原因がわからないことが多いです。
そのために、数カ月から数年、じんましんは出没を繰り返し、慢性難治性じんましんは治療が難しいのです。

最近、原因不明のじんましんの中に、自己免疫性じんましんという、症状が見つかりました。
これは、血液中に肥満細胞を刺激する自己抗体をもち、じんましんを起こす特殊なタイプがあることが分かりました。

また、頑固なじんましんの背景には、慢性疾患が隠れていることがあります。皮膚科専門医で、じんましん以外の症状がないか診てもらう必要があります。生活環境が変わり、ストレスが引き金になってじんましんが発症することもあります。自律神経のリズムの乱れや、心理的要因が免疫力を低下させ、過敏反応を起こしやすくします。

じんましんの治療は、抗アレルギー剤の内服が主体ですが、種類も様々です。
内服をして、じんましんを抑制できる薬が見つかれば、内服を続けます。1カ月以上症状が現れなかった場合は、薬を徐々に減量していきます。じんましんは、生体の過敏反応の一つなので、数カ月から数年でほとんどの人は、症状が治まります。

妊娠中の人に、100%安全な内服薬は残念ながらありません。
しかし妊娠の時期によって、内服が可能な場合もあります。産婦人科医と皮膚科医によく相談し、治療してください。

慢性じんましんは、一時的な体の反応なので、自分の生活を見直し、規則正しい生活を心がけるようにしてみて下さい。


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じんましん イヤダ!


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